マケドニアのヨーグルト事情

日本で、ヨーグルト、といえば、
ブルガリアを思い浮かべる人も多いと思います。
そのブルガリアのお隣の国、ここマケドニアでの
ヨーグルト事情は、日本の常識とはちょっと違うような気がします。

まず、ヨーグルト、といえば飲むタイプ。
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どこのお店に行っても、ずらりと飲むタイプのヨーグルトが
並んでいます。
ちなみに我が家ではいつも↓この2タイプ。
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お店で主に売られているのもこの2タイプです。
我が家では緑の物は大人用(少し調整してあるようです)。
ピンクは子供用です。
大きさも、大きいのから小さいのまで色々あります。

日本にあるカップに入った、固形?のいわゆるヨーグルトは、
キサラムレコ(直訳:酸っぱい牛乳)と呼ばれ、
”ヨーグルト”とは言わないんです。
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そして、ヨーグルトで一番の違いは、
甘くないことです。
最近では、かの有名な明治のブルガリアヨーグルトも
砂糖の添付を終了したと聞きますが、
マケドニアでは甘くないのが常識で、
フルーツやジャム等で甘くするのもご法度のようです。

食べ合わせにもこだわりがあるようで・・・
私は時々ホットケーキ(最近はパンケーキって言うのかしらん?)
を朝食に作ります。
(あ、もちろんホットケーキミックスなんてないので、
小麦粉とベーキングパウダーと、なんじゃらかんじゃらを
適当にミックスして作るのですが・・・)
そのホットケーキと(飲む)ヨーグルトを一緒に出すと、
ダーリンはすごく嫌な顔をするのです。
大抵ホットケーキには、メープルシロップか、
ヌッテラ(チョコレートスプレッド)をつけて、
甘いお食事にするのですが、
その甘い食事とヨーグルトは一緒に食べないんだそうです。

当然甘いヨーグルトもOKな私には、どうして
甘い食事にちょっと酸っぱいヨーグルトがダメなのか、
さっぱり分からないんですが、
日本人でいうと、味噌汁にパンというような感覚なのかな・・・
とにかく”変”なんだそうです。

ちなみに、時々ダーリンのお義母さんが
フレンチトーストを焼いてくれるのですが、
こちらのフレンチトーストは、全く甘くありません。
そして、白いチーズ(塩辛いもの)と合わせて食べます。
で、その時はヨーグルトと一緒に頂くのだそうです。
他にもチーズとハムなど塩辛いものを挟んだトーストと
ヨーグルト、もOKです。

私はこのことで、ダーリンと
アメリカにいた頃に寮の朝食にはフルーツヨーグルトも
よく出てきたし、
甘いワッフルにヨーグルト、だって皆一緒に食べていたし、
私の感覚はおかしくないはずだ!
と抗議したことがあります(笑)
最近ではマケドニアにもたくさん外国人が住むようになり、
色々と輸入食品も入ってきているようで、
フルーツヨーグルトもみかけますが、
ダーリン家族はそういったものは食べようとはしません。
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ちなみにお隣の国、ブルガリアでのヨーグルト事情が
どのようなものなのか、知らないのですが、
ダーリンはマケドニアと同じだ!と主張しています。
今度ブルガリアに行く機会があれば、その辺も探ってみようと
思います(笑)