マケドニアで中古車を買う その2

前回の中古車購入の話が白紙に戻り、
私たちの車探しはまた0からのスタート。
それでも失敗から色々と得られたこともあり
とりあえず、販売元は一か所に絞らず
色々な可能性にトライしてみることに。

まず分かったことといえば、マケドニアでは
他国で乗り潰された車が入ってくることが多いということ。
特にイタリアからの中古車は要注意。
(お国柄が反映されますよね・・・)
ドイツもアウトバーン(高速道路)が発達しているので
相当乗られていると考えた方が良いようです。

前回の車はイタリアからの輸入車。
「ああ、この車は私の憧れの国、イタリアの街を走り、
様々な歴史建造物を見てきたのかな~(〃v〃)♡」
なぁ~んて悠長なことを考えていましたが、
それどころではなかったようです(笑)

そして、悲しいかな、販売者をあまり信用しすぎないこと、
というのも収穫の一つです。

そんなこんなで再スタートを切った私たちの中古車探しですが、
中古車の情報は次々とネット上にアップされるので、
その中から気になった車をピックアップしたり、
ご近所のレストランのオーナー(顔馴染)が
中古車販売も手掛けていると聞けば、
彼の所持する中古車を見せてもらったり。
路上に駐車中の車に販売中~と書いて
置いてあるものもあります。
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私たちは前述の通りルノーで働く知り合いがいるので、
始めはルノー車を中心に探しました。
そして、購入の検討をする前に車の所有者に
必ずプレートナンバーを聞くようにしました。
プレートナンバーは教えてくれる人もいますが、
それはプライベートな情報なので
教えられないという人も多くいます。
それでも数台プレートナンバーを入手し、友人に調べてもらうと、
マイルが戻っていたり、過去に衝突している車であったりと、
なかなか良いコンディションの物が見つかりません。

ところで、マケドニアでは欧州からの輸入車への関税は
10年以上の中古車に対しては1%なのだそうですが、
欧州以外からの輸入車は33%の関税がかかるそうです。
日本車も見かけますが、やはり欧州車が多いようです。
中でも一番多いのはフォルクスワーゲン(VW)でしょうか。
乗車率の高い車は修理が必要になった時に
部品が手に入りやすい、ということ。
私たちはVWにも視野を広げてみることに。
ちなみにマケドニアは右側通行、左ハンドルです。

Gさんの車を見に行ってから約一ヶ月半、あれこれと探した結果
私たちは3台の車をピックアップし検討することにしました。
それぞれ販売者は異なります。
① ルノー セニック(オーストリア 2005年)
② VW パサート(オランダ 2002年)
③ VW パサート(オーストリア 2000年)

全てプレートナンバーも入手し、購入するか決める前に
正規店で車の点検をする、という条件も聞き入れてもらいました。
正規店ではプレートナンバーが分かれば
車の走行距離や衝突の有無等も調べてくれます。
もちろん、この点検にかかる費用は私たちが払います。
それぞれ約2000デナル程、3台で6000デナル
日本円にすると12000円ほど。
それでもきちっとプロに見てもらって、全て確認してから!
という気持ちには変えられません。
点検では修理した方が良い部品等のリストも作成してくれます。
その結果、②のエンジンが一番コンディションが良く、
修理すべき箇所も少ないということが分かり、
ついに、こちらを購入することに決めたのでした。

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やっと車が手に入りやれやれと思いきや、
自由に乗れるようになるにはまだもうちょっと
時間がかかりました。
その詳細は、また今度(笑)

つづく・・・