Macedonian Wedding♪♪ (その2)

Macedonian Wedding (その2)、ということで、いよいよ私たちの結婚式の様子を
ご報告しようと思います。

ダーリンの家は、リボンや風船などで飾り付けされ、
挙式前日には、庭に簡易のテントが建てられました。
挙式の2日前に私の家族も日本から来てくれ、さぁ、準備も万端です。

ところで、前回の友人の結婚式では体験することがなかったのですが、
なんと結婚式はもう前日から始まっていたのです。
夕方ごろから次々と家にお客さんが来て、
あれよあれよ、という間に家の中には納まりきらない人の数。
用意してあった庭のテントへと移動して、宴会(前夜祭?)の始まりはじまり~。

そのうちに音楽隊も到着し、楽しいその音楽に合わせてマケドニアンダンスの始まりです。
この宴会は夜の12時過ぎまで続き、最後にはダーリンの亡きお父様が一番好きだった、
という曲を皆で歌ってお開きになりました。
明日の朝は早いけど、大丈夫かな??と少し心配になっていた私ですが、
とっても楽しそうに、”お父さんの曲”を歌うダーリンの姿を見てなんだか胸が熱くなり、
そんな心配が一気に吹き飛んでしまったのは、私だけの良い思い出です☝

さて、そんな前夜祭に引き続き、挙式当日は朝から大忙し。
通常であれば、花婿は花嫁を実家まで迎えに行きますが、
さすがに日本までは迎えに行けない(汗)。。。とのことで、
私はダーリンの妹の部屋で花婿のお迎えを待つことになりました。
花婿は花嫁さんを迎えるまでに、何か”アクシデント”で花嫁の姿を見てしまっては
いけないのだとか。
当日の朝起きた後は、私たちは別行動で式の準備を進め、一軒家にいながらにして、
お互いにばったり会ってしまわないように、細心の注意が必要でした。

別々に準備をしているので、私は見ることができなかったのですが、
花婿は挙式当日に、自分のゴッドファーザーに髭を剃ってもらうそうです。

一方私は、ブルームメイド(通称)が運んできてくれたWedding Shoes にワインを入れられ、
三度で飲むと、次に変わった小芝居をするように言われます。
ブルームメイドが差し出した靴を履いてみるのですが、首を横に振り、
「これじゃ大きすぎて履けないヮ!」と突き返します。
ブルームメイドは靴の中にコインを入れいて、「これでどう?」ともう一度。
「いいえ、まだ大きすぎるヮ。」と私。
すると今度はお札を数枚取り出して、靴の中に入れ「さぁ!」とブルームメイド。
花嫁は三度目にして「OK!これでピッタリ。」
となり、めでたく靴を履くことができたのでした。

と、こんなことをしていると、部屋の外では、花婿が花嫁を迎えるために、
部屋に通してもらおうとガードマン(私の兄弟)にお金を渡したりしていたようで、
私が靴を履くやいなや部屋のドアが開いて、花婿の元へとガードマンにリードされました。
さて、ようやく花婿に会えて良かった、良かった、と思っていると、
なぜか花婿にビンタするようにと言われ、
訳も分からず言われた通り、出会ったばかりの花婿にビンタをお見舞いしたのでした(笑)。

皆には拍手をされて、痛がる花婿をよそ目に、「えへへ」と笑う私(笑)。
何が何だか分からないまま、こうして私たちは皆に祝福されながら仲良く(?)庭に出て、
恒例の音楽とダンスで庭中を踊りました♪

この後私たちは、音楽隊に先導されながら、町を歩き、教会へと向かいました。

マケドニア正教での結婚式もなかなか面白かったので、
またの機会にご紹介できればと思います。
教会での結婚式を終えた後は、ホテルに向かい、ダンスダンスの披露宴。
ホテルから帰った後は、再びお家の庭で、ダンスダンスの二次会です。
それはそれは、長い長~い一日で、全てが終わった後は、本当にやれやれ・・・
という感じでしたが、
お天気も素晴らしく良く、一日中とにかく踊って、笑って、
とってもとっても楽しい結婚式でした☆